大橋のり子） 眠っている時の夢が消えたら大変！って、私達思わないじゃないですか。
「お休み」って寝て、眠っている間の夢がどんなに展開しても、この夢が消えるっていうこと自体、別に何てことないですね。 毎日それをやっているけど、それを破壊的なこと、恐怖って思わないですよね。それと同じくらい、スッと夢は消えて大丈夫。 その夢を終わらせないぞっていう状態が、決断の主体なんですね。分裂した心。 夢を終わらせる気がない。
Aさん) うん。それを常にやっていた。常に終わらせたくないをやっていたんですよね。 で、この世界に本当の幸せがあるとか思ってそれを求めていた。
のり子） そうそう。それをせざるを得なかったのは神との分離が起きたと思っているからね。
ここでほぼそうなったんじゃないっていう状態なんですね。（第一分裂） できるよって（第2分裂）自我と完全に同一化して（第3分裂） そういう体験を物理的とか、意識的というか、次元というか、バラバラなものを体験するみたいな幻想が体験されているわけじゃないですか。
「全部起きてないんだ」っていう理解になるまでは、やっぱり消えることができないんですね。 これ（神からの分離は一度も起きていない）を、完全に受け入れない限りは、消えたくても消えられない状態になっているので
消えたいけどどうやって消えたらいいの？ だってそうしたら神に戻っちゃう。抹殺されちゃう、みたいな、ものすごい破壊されちゃうみたいな思いが潜在的にあるんで。
いや、大丈夫なんだよ元々起きてないんだから。 ただの妄想なんだよ。これ実現してないんだよって。実現したと思っているのね、神からの分離が。
大丈夫なんだよ。それはただの幻想なんだよ。幻覚なんだよ。幻聴なんだよ。 やめればいいんだよ。眠っている夢がスッと消えるように消えるんだよ。
Aさん) うーんなんか面白いですよね。起きてないのに起きたって勝手に思って、それでもがいてるんですね。 なんかそこがプッと入ったんですね。その時に。
のり子） 無いじゃん！って。
Aさん） 無かったじゃんって。すごい可笑しくなっちゃって。なんか、だからそれから日常が、 日常は変わらないんですけど、別に何があるわけじゃないんですけど、何か変な感じなんですよね。「起きてない劇場」じゃないですけど。
のり子） ホント起きてない劇場ね。
Aさん） そうなんですよね。
のり子） 無いんだけど見えてるね。無いんだけど無いものが今見えてる。これは取り消されるための夢を見ている状態というか……
Aさん） あ、そうかそうか。取り消されるために出ているっていう……
のり子） そうそう。取り消されるための、赦されるために表れている映像。もはやそれでしかないですね。そのために夢を見ている。
Aさん） だから幸せってこの世界に無いんだなってわかりましたねやっと。
のり子） 無いからね。世界自体が。
Ａさん） 世界が無いから……アハハそうですね。だからなんかいいことが起きるのが幸せな夢なのかと思っていたんですけど、ああそうじゃ無いんだなって。それが無いからこそ幸せなんだなと。
のり子） 生じて無いからこそ。全部無だから。ま、一応無なのに見えてるけども、無いから喜びなの。
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